
「庭や玄関先にシンボルツリーを植えたいけれど、どの木を選ぶべきか悩んでしまう」という人は多いことでしょう。シンボルツリーは見た目のよさ以外にもさまざまな役割・魅力を持ちますが、選び方を間違えるとお手入れに手間がかかります。今回はシンボルツリーの役割や魅力、おすすめしない木や具体的な選び方などを詳しく解説します。
シンボルツリーの役割
そもそもシンボルツリーとは、自宅の庭や玄関先のもっとも目立つ場所にシンボルとして植える木のことです。一般的には庭の真ん中や入口、玄関先に植えられることが多く、さまざまな役割を持つのが特徴です。ここでは、シンボルツリーの持つ役割について詳しく解説します。庭の見た目を整える
シンボルツリーは、庭の見た目やバランスを整えて華やかに見せる役割を持ちます。シンボルツリーを真ん中に置くだけで庭全体に立体感やメリハリが生まれ、デザイン性やおしゃれさが格上げされるでしょう。また、シンボルツリーの種類によっては、春に花をつけたり秋に美しい紅葉へと変化したりします。このように、自宅でかんたんに季節の移り変わりを感じられるのも魅力のひとつです。
プライバシーを保護する
シンボルツリーは、目隠しやプライバシー保護にも役立ちます。デザイン性を重視して配置するのももちろん素敵ですが、隣家との境界や道路から見えやすい場所にシンボルツリーを植えることで、外からの視線を遮る役割も果たしてくれます。日よけとして役立つ
シンボルツリーは夏場には葉を茂らせるため、木陰を作って庭や室内の日よけにもなるのがうれしいポイントです。直射日光を遮れることで空間を涼しく保ち、夏場の厳し暑さも和らぐでしょう。家族の思い出をつくる
シンボルツリーを家族で一緒に植えることで、家族の思い出のツリーとして大切な思い出を刻めます。シンボルツリーのお世話も家族で分担すれば、子どもとともに成長して家族の歴史を感じられるシンボルとしても楽しむことが可能です。シンボルツリーにおすすめできない木の特徴
シンボルツリーにはさまざまな役割やメリットがありますが、木の選び方を間違えると多くの手間を生んでしまう可能性も考えられます。ここでは、シンボルツリーとしておすすめできない木の特徴について詳しく解説します。大きく・早く成長する木
大きく成長する木や成長が早い木は、頻繁な手入れや掃除が必要です。定期的な剪定で大きさを整える必要があるのはもちろん、大量の葉や枝が落ちて庭掃除の手間が増えることもあります。さらに、成長速度が早い木は根っこ部分も急激に広がるため、位置によっては住宅の基礎や配管にまで影響を及ぼす可能性もあります。また、木の種類によっては頻回な水やりが必要となるケースも少なくありません。