
マイホームにガーデンルームがあれば、家族やペットとさまざまな楽しみ方ができます。しかし、ガーデンルームの設置には数多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットや注意点もあります。今回は、ガーデンルームを後付けするメリット・デメリットや注意点について詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
ガーデンルームを後付けするメリット
ガーデンルームは、サンルーム・テラス囲いなどと同様に、リビングから直接つながった空間です。ガーデンルームは、バルコニーや通常のテラスよりも室内に近い空間の中で自然を楽しめるのが特徴です。ここでは、ガーデンルームをつくることのメリットについて詳しく解説します。外の影響を受けにくく過ごしやすい
ガーデンルームは、サンルームと比較するとより室内に近い空間であるため、天候・季節などの外部の影響を受けにくいです。季節によって室内環境が大きく崩れることもなく、自然を適度に楽しみながら快適に過ごせるのがメリットです。天候に合わせて空間を使い分けられる
ガーデンルームの外壁部分を折り戸パネル式にすれば、天気のよい日に扉を開け放して庭としても楽しめます。小さな子どもやペットがいる家庭では、自宅にいながら自然を感じて遊べます。また、扉を開け放した状態でバーベキューをするのもよいでしょう。もちろん、雨の日は扉を閉めればリビングの延長としても活用できます。
雑草の手入れが不要
ガーデンルームの床にはウッドデッキやタイルが敷き詰められているため、通常の庭とは異なり雑草などの手入れが不要です。面倒な草むしりなどもする必要がなく、メンテナンスの手間を最小限に抑えて自然を楽しめます。雨の日でも洗濯物を干せる
ガーデンルームがあれば、天候に左右されることなくいつでも洗濯物を干せます。花粉や黄砂の季節でも、安心して洗濯物を干せるのがうれしいポイントです。ガーデンルームを後付けするデメリット
ガーデンルームにはさまざまなメリットがある一方で、いくつかのデメリットもあります。ここでは、ガーデンルームのデメリットについて詳しく解説します。増設工事が大掛かりになる
ガーデンルームは、アルミエクステリアメーカーから販売されています。増設には外壁に穴を開けてビスを打ち込み、地面にはテラスの造作が必要です。増設工事が多種類の複合であることから、後付けのために大掛かりな工事が必要となります。工事にコストがかかる
先述の通り、ガーデンルームの後付けには大掛かりな工事が必要です。工事の規模が大きければその分コストもかかるため、早めに見積もりを取るのが重要です。また、工事コストはガーデンルームの製品そのものの仕様でも異なります。ガーデンルーム自体の面積が大きいものや腰壁付きのもの、サンシェードがあるものはとくに工事費用が高くなりやすいため注意しましょう。
外気温の影響を受けやすい
ガーデンルームはガラス張りになっている部分が多いため、暑さが厳しい夏場はすべての扉を締め切っていると非常に高温になります。また、気温が低い冬場は温度が下がりやすいです。ガーデンルームの後付けをする際の注意点
ガーデンルームを後付けする場合は、いくつかの注意点やポイントを押さえておく必要があります。耐水性に注意
ガーデンルームを後付けする場合、屋外側にガーデンルームを設置する形で工事するのが通常です。工事の方法によっては接続部分に隙間ができるため、耐水性が落ちて雨漏りを起こすこともあります。基本的にはシリコンのシーリング材を充填することで雨漏りを防止しますが、台風などの影響を受けてシーリング部分が破損してしまえば耐水性が落ちてしまいます。耐水性を維持するには、外壁とガーデンルームを金具で固定する方法が有効です。
補償を確認しておく
ガーデンルーム増設の際は、外壁に穴を開けてガーデンルームを固定する方法がおすすめです。しかし、その場合は建物の構造を変更することになるため、住宅購入時の瑕疵担保補償が受けられなくなる可能性もあります。補償の扱いについては、住宅を建設したハウスメーカーにガーデンルーム増設工事の詳細を伝えた上で、しっかりと相談しましょう。
日当たりも考慮して設置位置を考える
ガーデンルームは、リビング付近に設置するケースが多いです。しかし、位置が悪いと太陽光を十分に受けられず、ガーデンルーム本来のよさを十分に発揮できない可能性もあります。また、反対に日当たりがよすぎると夏場はガーデンルーム内が高温になってしまうため、工事前に業者にシミュレーションしてもらうとよいでしょう。