
門柱には、表札やポストなどの機能的な部分と、家の個性を引き立てるデザイン性の部分が求められます。門柱は毎日使う場所であり、家の顔となる部分なので、慎重に選ばなければいけません。この記事では、門柱が必要な理由や種類、選ぶ際のポイントなどを紹介します。施工費用を抑えるコツもあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
門柱が外構に必要な理由
そもそも、なぜ外構には門柱が必要なのでしょうか。以下で、門柱が外構に必要な理由を紹介します。外構の見栄えをよくするため
玄関アプローチになにも設置していないと、家の周りがさみしい印象になってしまいます。しかし、門柱を設置することで見栄えがよくなり格調高い印象を与えられます。デザインや素材にこだわると、家の個性を引き立ててくれるでしょう。敷地の境界線をはっきりさせるため
門柱がないと、どこからが家の敷地なのか分かりにくくなる場合があります。境界線がはっきりしていないと、見知らぬ人が浸入してしまうなど、プライバシーや防犯面で大きな問題になります。しかし、門柱を設置すれば、敷地の内外の境界線をはっきり示すことが可能です。また、門柱に照明を取り付けておくと安全性や防犯性が高まり、より安心して暮らせる家になるでしょう。
さまざまな機能を持たせられる
門柱には、インターフォンやポスト、充電設備などを取り付けることも可能です。外構で使用するものを1か所にまとめられるので、使い勝手もよくなるでしょう。シンプルなレイアウトにすることで、訪問者が迷う心配がなくなり、荷物の受け取りもスムーズに行えます。素材ごとに異なる門柱の種類と選ぶ際のポイント
門柱の素材を選ぶ際は、デザイン性や耐久性、メンテナンス性などを考慮することが大切です。素材ごとに異なる門柱の種類と、選ぶ際のポイントについて詳しく見ていきましょう。木製門柱
木製の門柱は、自然の温かみと風合いが特徴です。こちらはナチュラルデザインの住宅に適しており、庭や植栽とも調和しやすいでしょう。比較的費用は安いものの、年月が経つと補修をする必要が出てきます。コンクリートブロック門柱
コンクリートブロックの門柱は、日本で一番選ばれている素材であり、費用の安さが特徴です。コンクリートブロックを積み上げて接着して作られるため、メンテナンスの頻度も少なく済みます。コンクリートブロックは灰色のイメージが強いかもしれませんが、最近ではおしゃれなデザインのブロックもあるため、デザイン性の高い門柱を作ることも可能です。
タイル張り門柱
タイル張り門柱は、高級感があり耐久性に優れていることが特徴です。経年劣化しにくく、雨や風にも強いため、メンテナンスの頻度も少なくて済みます。デザインや色などの選択肢が多いものの、費用は比較的高めになるでしょう。レンガ積み門柱
レンガ積み門柱は、重厚感ある印象を与えてくれるデザインが特徴です。耐久性に優れているうえに、経年変化も楽しめることでしょう。かかる費用は、レンガの種類によって差があります。さまざまな色やサイズがあるので、組み合わせてオリジナルのデザインを楽しみましょう。塗り壁門柱
塗り壁門柱は、デザイン性と自由度の高さが特徴です。仕上げの質やカラーを選べるので、住宅に合わせて調整できます。しかし、汚れが目立ちやすいため、慎重に塗り壁剤を選ばなくてはいけません。門柱の素材を選ぶときのポイント
門柱は、さまざまな素材のものがあるため、住まいとの調和を考えることが大切です。モダンな家にはシンプルなデザインの門柱、ナチュラルな家には自然素材を使った門柱など、建物と外構全体が調和する素材を選びましょう。また、門柱を屋外に設置する場合は、雨風や日差しにさらされます。そのため、耐久性に優れており、メンテナンスの手間がかからない素材を選ぶと安心です。
おしゃれな雰囲気を作りたいときは、照明を活用するのがポイントです。昼と夜で違う雰囲気を楽しめるので、照明を設置することも考慮して素材選びをしましょう。
門柱の施工費用を抑えるコツ
門柱の施工費用は、数万円から50万円以上と幅広いです。また、門柱のサイズや使用する素材によって費用は異なります。門柱の施工費用を抑えたい場合は、サイズや必要な機能を明確にしておくことが重要です。要望をしっかり伝えた上で、素材の選択や仕様の変更などを行い、予算内で施工ができるのか検討していきましょう。
機能門柱を希望する場合は、材料は自分で取り寄せ、組み立てと設置を業者に任せることで費用を抑えられるかもしれません。自分で取り寄せた場合と業者が取り寄せる場合で見積りをとり、比較してから依頼しましょう。
また、施工を依頼する業者選びも重要です。業者によって、実績や得意としている施工内容が異なります。希望する門柱のデザインや素材に対応している、知識や実績が豊富な業者を選びましょう。